令和７年度　卒業制作

Network Security section

卒業制作計画書

グループ名: CVE

メンバー:

（リーダ）24cc0218 土屋　瑠晟
24cc0209 佐藤　優真
24cc0121 平岡　宗

制作タイトル

初心者でもAIと対話しながら、実際に動くサーバー環境を構築・検証できるプラットフォームの実現

1. 制作概要

メインサーバーと構築サーバーの2台構成によるサーバー自動構築プラットフォームを構築します。前提として構築したサーバーはローカル環境での動作を想定しており、公開することは想定していません。

システム構成図

2. システムの動作フロー

動作フローチャート

3. 主な機能

自然言語によるサーバー構築

専門知識不要でチャット形式での構築指示

AIによる自動エラー修復

構築中のエラーを自動検知・修復

リアルタイム進捗表示

構築状況をWeb画面で確認可能

コンテナイメージの出力

完成したサーバーをDockerイメージで配布

承認制アクセス管理

管理者承認後のみ利用可能

多要素認証

セキュアなログイン機能

ロール権限管理

一般/管理者/未承認ユーザーの権限分離

悪質コマンド検知・拒否

システム破壊コマンドの自動検知・拒否

4. 目的と従来手法との違い

項目	従来手法	本システム
学習方法	手順書やマニュアルによる学習	AIとの対話による実践的学習
環境構築	手順提示のみ	AI自動構築で確実な動作環境を提供
エラー対応	自己責任での解決	AIによる自動エラー修復
成果物	動作保証なし	動作確認済みコンテナイメージ
対象者	ある程度の知識が必要	初心者でも利用可能

本システムの目的

「初心者でもAIと対話しながら、実際に動くサーバー環境を構築・検証できるプラットフォームの実現」により、学習者は確実に動作する環境を得ることができ、サーバー構築の学習効果を大幅に向上させます。

5. セキュリティ機能

セキュリティ層の構成

セキュリティ機能詳細

規約同意: 利用規約への同意が必要（規約は作成予定）
多要素認証: Web画面でのセキュアなログイン
ロール権限: 一般ユーザー・管理ユーザー・未承認ユーザーの分離
悪質コマンド検知: rm -rf等のシステム破壊コマンドの自動拒否
管理者通知: 不正アクセスや危険な操作の即座通知

6. 必要環境

使用予定リソース（Kagoya VPS）

ルータ/Firewall（VyOS）
メインサーバ・ログ（Ubuntu 24.04 Server）
構築サーバ（Ubuntu 24.04）

OS選定理由

VyOS: ネットワーク分けやファイアーウォールの構築に特化したOS

Ubuntu: 初心者にも優しく、構築しやすい。事例も多く、環境導入がpipやapt対応で入れやすく、RedHat系のようなEPELが不要なため

7. 技術スタック

ChatGPT API

GPT-5を使用予定

言語化や曖昧なプロンプトの理解

Docker

コンテナ環境

サーバー構築・配布

MariaDB

高速データベース

ユーザー管理・承認システム

Ubuntu 24.04

Linux OS

メイン・構築サーバー

VyOS

ネットワークOS

ルータ・ファイアーウォール

令和７年度 卒業制作